COVID-19関連追加(2020916日)Lancet COVID-19 Commission Statement

より抜粋

【空気感染(airborne transmission)について】

The Lancet COVID-19 Commissioners, Task Force Chairs, and Commission Secretariat. Lancet COVID-19 Commission Statement on the occasion of the 75th session of the UN General Assembly. Sep 14, 2020.

https://doi.org/10.1016/S0140-6736(20)31927-9.

15:

COVID-19感染の主要形式を特定することは,公衆衛生上の緊急優先事項である.エアロゾル科学・感染症コミュニティ(aerosol science and infectious disease communities)からは,エアロゾル吸入がCOVID-19感染の主原因であるというコンセンサスが高まっている.米国疾病対策予防センター(CDC)とWHOは,咳やくしゃみで排出される大きな飛沫と汚染された表面との接触に限定した感染経路の範囲についての”狭い見解”を広く伝えてしまっている.しかし,この考え方は,空気中の粒子径5μm2m6ft)以内に沈降するという誤った仮定に基づいている基礎エアロゾル物理学では,咳,くしゃみ,呼吸,会話で排出される粒子は連続体であることを示している.これらの中には,重力のためにすぐに空気中から沈降する非常に大きな粒子もあるが(距離2m 6ft))ルールに影響する),大部分は30分から数時間は空中にとどまり,2m (6ft) を超えて移動する小さな粒子である.空気を介した感染伝播を緩和することは,superspreadingイベントのリスクを低減するために特に重要である.しばしば屋外での大規模イベントが先行したり,バー,パブ,レストランなど屋内の混雑に続くことがあるが,superspreadingイベントは主として屋内で発生している

16:

このエビデンスによって,屋内環境における空気を介した感染伝播リスクを低減するために,建物管理をより重視することが議論される.屋内環境と建物を正確に理解することが、人々がいつ職場や学校,その他の公共施設に戻るために非常に重要である.屋内における適切な条件はCOVID-19の拡散を減少させる可能性を持っている.逆に,換気やろ過の制限などの不適切な条件は,屋内環境を高リスク環境にしてしまう可能性がある