COVID-19関連追加(2021813日)ワクチンブレイクスルー感染についてその9

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202185-2

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【デルタ流行時において,ワクチン接種の有無にかかわらず,感染性SARS-CoV-2が排出される-ウィスコンシン州,20217月】

Riemersma, KK, et al. Shedding of Infectious SARS-CoV-2 Despite Vaccination when the Delta Variant is Prevalent - Wisconsin, July 2021. medRxiv. Posted Aug 11, 2021.

https://doi.org/10.1101/2021.07.31.21261387.

Abstract

SARS-CoV-2のデルタ変異株とその亜系統(B.1.617.2, AY.1, AY.2, AY.3)は,高いウイルス量と高い伝播性を持ち,部分的な免疫逃避をもたらす変異を含んでいる[2,3].米国ウィスコンシン州の大規模受託研究機関で得られたPCRCt値データを用いて,我々はデルタの流行が高まっていた時期に,ワクチン接種の有無にかかわらず,鼻腔スワブ中のウイルス量が同程度であったことを示した.ワクチン接種者,非接種者を問わず,Ct< 2555検体中51検体(93%)からSARS-CoV-2が分離されたことから,ワクチン接種の有無にかかわらず,Ct値がこの範囲にあるほとんどの人(Wilson 95%CI 83%-97%)が感染性ウイルスを排出していることがわかった注目すべきは,ワクチンを接種したにもかかわらず感染した人の68%Ct< 25を示したことであり,その中には検査時に無症候性であった人も少なくとも8人含まれていた.今回のデータは,ワクチン接種者がデルタ変異株に感染すると,他の人にSARS-CoV-2を伝播させる可能性があるという考えを裏付けるものである.ワクチン接種者は,屋内や集会所ではフェイスカバー着用を継続するとともに,一方SARS-CoV-2に曝露,あるいはCOVID-19を発症した場合には,検査を受ける必要がある.

 

 

Figure 1:

Figure 2:

 

 

Figure 3: