COVID-19関連追加(2020725日)

 

【もしあなたの調子が悪かったら】

Isolate If You Are Sick. Separate yourself from others if you have COVID-19. Updated July 17, 2020. Centers for Disease Control and Prevention.

https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/if-you-are-sick/isolation.html.

隔離(isolationは,ウイルスに感染している人(COVID-19を発症している,あるいは無症状)と感染していない人を分けるために必要である.隔離されている人は,他の人と一緒にいても安全に過ごせるようになるまで自宅にいるべきである(stay home).自宅では,調子が悪い,あるいは感染している人は,特定の“部屋: sick room”またはエリアに留まり,可能ならば別のバスルームを使用することによって他の人から隔離されるべきである.

 

<誰の隔離が必要か?>

COVID-19に罹っている人.

COVID-19症状があり,自宅でも回復可能な人

無症状であるが,COVID-19検査が陽性である人

 

<とるべきステップ>

医療を受ける以外は自宅で過ごす

自分の症状を観察する緊急警告サイン(呼吸困難を含む)を認めた場合は,すぐに救急医療を受けるように

可能ならば,同居の家族とは部屋を分けるように

可能ならば,バスルームを分けるように

同居の家族やペットと接触しないように

コップ,タオル,食器などの個人的な家庭用品を共有しないように

他の人のそばにいるときは,可能であれば,布製のフェイスカバーを着用するように

 

COVID-19であった,または疑われた後に,他人と一緒にいることができる場合>

あなたの状況に基づいて,CDCは以下を推奨する.

 

COVID-19に罹患していると疑っている,あるいはわかっている,そして症状がある時

最初に症状を認めてから,少なくとも10日が経過

解熱剤を使用せずに少なくとも24時間無熱状態

症状が改善している

以上ならば,あなたは他の人と一緒にいることができる(※訳者: 必ずしも検査が必要とは述べられていない)

医療関係者のアドバイスや検査のアクセスによっては,COVID-19をまだ持っているかどうかを確認するために,あなたは検査を受けるかもしれない.もし検査を受けるならば,熱がなく,呼吸器症状が改善しており,そして少なくとも24時間あけて,2回連続して陰性の検査結果が出ていれば,他の人と一緒にいても構わない.

 

COVID-19検査が陽性であったが,無症状である時

もしあなたが無症状である状態が続いていたならば,

検査を受けてから10日が経過すれば

他の人と一緒にいることができる

医療関係者のアドバイスや検査のアクセスによっては,COVID-19をまだ持っているかどうかを確認するために,あなたは検査を受けるかもしれない.もし検査を受けるならば,少なくとも24時間あけて,2回連続して陰性の検査結果が出ていれば,他の人と一緒にいても構わない.

検査が陽性であり,その後に症状を認めた場合は,上記の ”COVID-19に罹患していると疑っている,あるいはわかっている,そして症状がある時“の指針に従うように.

 

<免疫機能が低下している場合>

健康状態や薬の影響で免疫機能が弱っている(免疫不全)場合,いつから他の人と一緒にいることができるだろうか?

免疫機能が弱っている状態の人は,10日以上家にいなければならない場合がある.詳細については,かかりつけの医療機関に相談するように. 住んでいる地域で検査が受けられる場合は,医療関係者から検査を勧められることもある.少なくとも24時間あけて,検査結果が2回連続して陰性であった場合は,他の人と一緒にいることができる.

もし住んでいる地域で検査が受けられない場合は,医師が地域の保健所の感染症専門家と協力して,COVID-19を他の人に広げる可能性があるかどうか,そしてより長く自宅にいる必要があるかどうかを判断するべきである

 

 

 

COVID-19関連追加(2020725日)に87日追記しました

 

【もしあなたの調子が悪かったら-2

Stephenson J, et al. CDC Revises Guidance on Isolation After Positive COVID-19 Test, Reports Prolonged COVID-19 Illness Among Nonhospitalized Patients. In the News. JAMA Health Forum. August 4, 2020.

COVID-19患者がどれくらいの期間,感染力を持っているかどうかについての新しいデータに基づいて,米国CDCは以前の指針に比べて,より短い自己隔離期間を推奨している.また自宅で療養する成人COVID-19患者における完全な回復は,たとえ若くて,生来健康でも,数週間かかる可能性があることも指摘している

CDCは,“症状”に基づいてCOVID-19患者の隔離と予防措置を終了させる戦略を支持するエビデンスが蓄積されていることに言及している.以前,CDCは検査に基づいた戦略による隔離を推奨していたが,検査の不足から,そのような推奨は現実的ではないことが明らかになった.

CDCは,“不必要な長期隔離と検査リソースを確保しつつ,他の人への SARS-CoV-2 の感染を防ぐために推奨される隔離の期間と予防策のための最近のエビデンスを取り入れる.”と表明している.

新たな指針では,ほとんどのCOVID-19患者は,症状が出てから10日間は自宅で隔離し,解熱薬を使用せず24時間無熱期間が続けば隔離が解除できる,としている.軽症〜中等症COVID-19患者では,症状発症後10日を経過しても複製可能なウイルスは検出されていないCDCは指摘しています。

もしSARS-CoV-2 検査が陽性だったら,症状が進行しない人は,最初に検査が陽性であった日から10日間隔離する必要があるCDCは助言する.

しかし,CDCは,“重症”または免疫不全の人は,発症後20日間隔離する必要があるかもしれない,と注意を促している.研究者は,免疫が低下している重症COVID-19患者は発症後20日間まで他の人に感染させうることを報告した.

またCDCは,COVID-19は,慢性的な基礎疾患を持たない健康な若年成人であっても,疾患が長期化する可能性があるという新たな知見を報告した.

この研究では,成人COVID-19外来患者を対象に,多州にわたる電話調査を実施した.通常の健康状態にいつ復帰したかに関するデータが得られた270人のうち,検査後23週間のインタビューの時点では95人(35%)が復帰していないと報告された.

陽性結果が出てから1421日以内に完全に回復しなかった人の割合は年齢層に依存して増加している1834歳の約4分の13549歳の約3分の150歳以上の約半数が,その期間内に通常の健康状態に戻らなかったと回答している.最も若く健康なグループ(慢性疾患のない1834歳)でも,48人中9人(19%)が完全に回復していないことをCDCは指摘している.

この外来患者コホートでは,高齢複数の慢性疾患の既往疾患の長期化と関連していた

長引く可能性の高い症状は,倦怠感である.検査時に息切れがあった90日のうち,26人(29%)には23週間後にもこれらの症状が認められた.

報告では,この回復の遅さをインフルエンザの回復と比較している: インフルエンザ外来患者の90%以上は,検査結が陽性になってから約2週間以内に回復する.

"公衆衛生上のメッセージは,若年成人や慢性的な基礎疾患を持たない人を含め,COVID-19は重症化したり,長期化することを認識していない人々をターゲットにすべきである“,と報告書には記されている.CDCは,頻回の手洗い,ソーシャルディスタンス,公共の場における正しいフェイスカバーの使用などの予防策を強く推奨している.