■■超高磁場3T(テスラ)-MRI装置(ドイツ・シーメンス社製)
当院では開院以来、医療用MRIとしては最高峰である3T(テスラ)-MRIをしてきました。
国内でも導入数の少ない高性能な装置です。そして、当院2代目の3T-MRIを採用しました。
H26年3月 MAGNETOM Spectraへと更新いたしました。
MRI検査はX線検査と違い被ばくの心配もありません。そして、一般的な1.5T-MRI以上に、
3T-MRIは脳血管疾患などの脳神経領域や関節などの整形領域で大きな力を発揮してきました。
今回導入の新しい3T-MRIは脳神経や整形領域はもとより、体幹部(腹部,骨盤部)の検査データも
さらに高精度に得ることができるようになりました。
超高磁場全身用3テスラMR装置 MAGNETOM Spectra
頚椎MRI(T2強調脂肪抑制)
眼窩MRI(T2強調脂肪抑制)
多発性硬化症(3D-FLAIR)
■ゲストの方への快適性も考慮
これまでの3T-MRIは検査のために体を入れるトンネル部分の長さが2mを超えていました。
ゲストの皆様には圧迫感があったことと思います。新しい3T-MRIはトンネル部が約1.7mとショートデザインが
採用されています。圧迫感を軽減させています。
そして、検査中の工事現場のような騒音も低減させた機構が追加されています。
■環境にやさしい設計
「MAGNETOM Spectra」は、従来の3T機種と比べて消費電力も約半分程度に抑えた設計に
なっていますのでCO2の削減に貢献し環境にもやさしい設計となっています。
また、装置を冷却するためのヘリウムガスの消費がないため、高額なヘリウムの補充も必要ありません。